ずさんすぎる奈良のフェスで「アイドルの希望」となったおばあちゃん、ついに見つかる

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引用元:BuzzFeed Japan
ずさんすぎる奈良のフェスで「アイドルの希望」となったおばあちゃん、ついに見つかる

BuzzFeed Newsでは5月17日の記事で、ずさんすぎる奈良のアイドルフェスに参加したアイドル「ミライスカート」児島真理奈さんと、そのフェスで出会ったおばあちゃんとの心温まる交流を取り上げた。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

児島さんは「タイムテーブルが『18:25~15:45』」「着替えはトイレ」「トリなのにライブできずアイドルが泣く」など地獄絵図と化した奈良の「ミ・ナーラフェス」に4月28日から3日間参加した。

突然自分の出番がなくなるなど悲惨な状況の中でも、ファンのために奮闘する児島さんの姿や、たまたまライブに居合わせたおばあちゃんが感動し、翌日児島さんに会うために一日中探しまったとのエピソードがネット上で感動を呼んだ。

児島さんによれば、記事の掲載後に児島さんのTwitterアカウントには応援メッセージが数多く寄せられたという。

「東京に来た際はぜひ使ってくださいとイベント会場やスタジオを運営している方からメールをいただきました」

「マケドニアで活躍しているバルカン半島初の日本人プロボクサーの方から、記事を読んでミライスカートの『逆境ガール』を入場曲に使いたいと連絡をいただきました。いつか東欧でミライスカートの楽曲が流れる日が来るかもしれません」

反響の大きさの喜ぶ児島さんだが、一番の願いは奈良で出会ったおばあちゃんとの再会だった。

演歌歌手・石原詢子さんの協力で

児島さんの歌声に、涙を流し感動していたおばあちゃん。その姿はソロアイドルとなり逆境につぐ逆境で疲弊していた児島さんにとっても希望となった。

もう一度会いたいと願ったが、ライブ後に名前も聞けず、唯一の手がかりは演歌歌手・石原詢子さんの追っかけをしていることだけ。

児島さんは関西で開催される石原さんのライブに行き、おばあちゃんを探そうと考えていた。

そんな中、石原さん本人がTwitterとFacebookで「児島さんが奈良でお会いした、私を応援してくださっている方を探しているそうです! お心当たりのある方はぜひお教えください。よろしくお願いします」とおばあちゃん探しに協力する投稿をした。

石原さんはツイートした理由について、こう話す。

「5月18日のお昼ごろ、レコード会社のプロデューサーから連絡があり、児島さんの記事のことを知りました。最初は見つかるといいなと思っていたのですが、Twitterでもたくさん拡散されると伺い、ファンの皆さんにお聞きしたら、見つかるかなと思い、呼びかけさせていただきました」

こうして5月22日、公式TwitterとFacebookで情報を募集したところ、「奈良で お会いしたのは 私です」とおばあちゃん自身が名乗りを上げた。

石原さんによれば、関西のイベントによく来てくれているファンだという。

念願だったおばあちゃんの消息がわかった児島さん。

「こんなにも早く見つかったことや、石原詢子さんがSNSでおばあちゃんを探してくださったことに、驚きと感謝の気持ちでいっぱいでした」

名乗り上げた女性の写真を確認したところ、奈良で出会ったおばあちゃん本人だとわかった。

「見た瞬間、ミナーラでの嬉しかった出来事が頭の中で再生されて涙が止まりませんでした」

石原さんも「児島さんにとっての心の癒しであった存在の方が早くに見つかってよかったです」と述べる。

児島さんはおばあちゃんに再会するため、石原さんの関西でのイベントを訪れようと思っている。

ただし、現状では9月以降のイベントにしか出られず、おばあちゃんに忘れられないのかと少し心配している。

「もし9月までにおばあちゃんに会えても、会えなくても、石原さんのライブに伺おうと思っています。石原さんの歌声や人柄におばあちゃんは幸せをもらっていて、その幸せをあの日奈良で私に分けてくれたんだと思います」

「おばあちゃんが繋げてくれた縁。ジャンルは違いますが、石原さんのステージから学ぶことがたくさんあると思います。感謝の気持ちもこめて、ライブを観に行くことを楽しみにしています。客席のどこかにおばあちゃんがいてまた同じ空間で幸せな体験ができたらいいなって思います」

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