Amazonの一番小さな「Echo Flex」を衝動買いして使ってみた!

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引用元:アスキー
Amazonの一番小さな「Echo Flex」を衝動買いして使ってみた!

2019年11月14日の発売日に衝動買いした、Amazonの一番小さなスマートスピーカー「Echo Flex」(エコーフレックス)を2ヵ月ぶりにきちんと使ってみた。

【もっと写真を見る】 Amazonの一番小さな「Echo Flex」を衝動買いして使ってみた! 写真:アスキー Echo FlexはAmazon Echoシリーズの中ではもっとも小さく軽量なモデルだ。しかしコンパクトなスピーカーとマイク、Wi-Fi機能など、上位機種とほとんど同じ能力を内蔵したコスパモデルだ。加えて本体にACプラグを内蔵し、今までのEchoでは設置しずらかった設置床スペースのない廊下や玄関などの壁面ACコンセントに直差しできる便利さを備えている。加えて本体底面にはUSB Type-Aポートを1個持ち、スマホなどの充電や、ナイトライトやモーションセンサーといったオプションアクセサリーを接続してスマートスピーカーの活躍範囲ををより拡大してくれる。Echo Flexの登場で、自宅や会社など、いつでもどこでもスマートスピーカーと対話することによって、より仕事を効率的に行い、生活を楽しくできる環境が整ったと言えるだろう
 
 実は2019年11月14日の発売日に衝動買いした、Amazonの一番小さなスマートスピーカー「Echo Flex」(エコーフレックス)を2ヵ月ぶりにきちんと使ってみた。Echo Flexは、従来のスマートスピーカーであるEchoと機能的にはよく似ているが、より小さなスピーカーを内蔵し、2枚のACプラグブレードが本体から生えたプラグイン型(壁面コンセント直差し型)のスマートスピーカーだ。
 
筆者は発売日にEcho Flex1台とモーションセンサー、ナイトライトの3つのユニットを購入したが、Echo FlexのUSBポートに取り付けられるアクセサリーはただの1個だけだと知り、すぐにEcho Flexを追加でもう1台買った
 
 本体サイズは、72×67×52mmと極めてコンパクト。重量はスマートスピーカーとしては最軽量級のたったの150gだ。従来の据置型Echoに加えてEcho Flexをラインナップすることで、今まで据え置き型のEchoを置くスペースのなかった場所にもコンセントさえあれば、簡単にEcho Flexを設置可能となった。
 
Echo Flexは底面にあるUSB Type-Aポートにアクセサリーを接続して様々な機能を拡張する仕組みを提供する新しい世代のスマートスピーカーだ
 
 コンパクトな本体には、上からLEDインディケータランプ、アクションボタン、マイクオフボタン、スピーカーが配置されている。そして側面には外部大型スピーカーを接続するためのAUXオーディオ出力端子、底面にはUSB-Aポート(1.5A)が用意されている。
 
 底面のUSBポートは別売りのEcho Flex対応のアクセサリーを接続したり、一般的なスマホの充電にも使える。今回、筆者は、同時に発売されたアクセサリーの「スマートナイトライト」と「モーションセンサー」の2つも一緒に買った。
 
 残念ながら翌日になって、Echo FlexのUSBのType-Aポートに物理的に直接接続できるのは1個のアクセサリーだけだと知って、追加でもう1台のEcho Flexを買った。結果として、USBポートにスマートナイトライトを接続したEcho Flexと、USBポートにモーションセンサーを接続したEcho Flexの2組となった。
 
 新入りの2台のEcho Flexを加えて、我が家にあるEchoスマートスピーカーシリーズは全部で6台。一方Google Homeは、たったの1台。以前持っていたEcho dotは今は娘宅にあり、1台だけ持っていたLINE Clovaは友人宅。我が家だけを見れば、Echo Flexの家庭内スマートスピーカーシェアはなんと85%を超えている。
 
 一番大きな要素は、我が家は昔からAmazonプライムの会員であり、同時にプライムビデオのヘビーユーザだからかもしれない。当然のことだが、スマートスピーカーを複数台持つなら間違いなく同じメーカーの製品に揃えるのが得策だ。さて、そんないきさつで我が家で5台目と6台目のEchoとなったEcho Flexだが設定、配置はACアダプターのない分、ほかのEchoより簡単だ。
 
Echo Flexの設定は、本体をACコンセントに挿し、1分ほど経って、Echo Flexの挨拶が終了すれば、スマホでAlexaアプリを起動しデバイスの追加を行う
 
 まずEcho FlexをACコンセントに差し込んで起動させる。1分ほどしたら挨拶のメッセージを話し出すので、スマホでダウンロード済みのAlexaアプリを開き、”デバイスの追加”を選択、Amazon EchoEcho Flexを選択すると自動認識される。候補の中から設置場所名を選択するか、独自に好きな場所名を入力すれば終了だ。
 
Amazon EchoEcho Flexと順次選択し登録する
 
 
設置する場所を候補から選択するか、カスタム名を入力すれば終了だ
 
 
 続いてUSBポートにオプションのスマートナイトライトを差し込むと、英語を日本語訳しただけの「一番目ライト」なんていうダサい仮の名前が自動的に付けられてすぐに認識される。アプリですべてのデバイスを見てみると「一番目ライト」が見つかるはずなのでチェックしておこう。
 
Echo Flex単体の設定が終了すれば続いてアクセサリーをEcho Flexに接続して自動認識設定が終了するのを待つ
 
カラーは16種類の中から好きな色を選択でき、明るさもコントロールできるので基本的には無限の色合いを作り出すことができる。自分のお好みでチャレンジしてみよう
 
筆者が最終的に決めた色味はゴールドカラーの明るさ56%のイメージ
 
 スマートナイトライトは、Alexaアプリの画面上から明るさや色を自由に変更できる。十数色あるカラーは、微妙な違いが見えてなかなか楽しい。いろいろ試した結果、筆者は明るさ56%、照明カラーはゴールドを選択した。この段階でスマートナイトライトは、Alexaアプリ上からのタップでも、音声による”アレクサ! 一番ライトを点けて!”でも有効だ。もちろん呼び名はいつでも変更できる。
 
ナイトライトは”一番目ライト”という名前で自動認識される
 
 筆者は自宅内の配置したすべてのEchoやスマートプラグ、LED電球、鍵、カメラなど全部で20個近いデバイスを8ヵ所の部屋やグループに分けて管理している。今回の2台のEcho Flexはそれぞれが廊下と洗面所のグループに入れようと思っている。廊下にはスマートナイトライトを取り付けたEcho Flex。洗面所には、モーションセンサーを取り付けたEcho Flexの予定だ。
 
アプリですべてのデバイス一覧を見ると、既存のデバイスに交じって”一番目ライト”というのが見つかるはずだ
 
ナイトライトは、アプリから電灯のオンオフや明るさの設定、色をコントロールできる
 
廊下にはナイトライトで拡張したEcho Flex、洗面所にはモーションセンサー付きのEcho Flexを設置
 
 アプリや音声でただ単に、ライトを点けたり消したりしてもそれほどおもしろくもないし、なんと言ってもインテリジェントなスマートスピーカーの使い方としてはとても残念だ。声をかけることがトリガーになって、少しくらいはなにか愛嬌のある受け答えをしてくれればおもしろいだろう。
 
ナイトライト用には2つの定型アクションを作って、発話によってEcho Flexが対話型で役立つ情報を教えてくれたり、適切なアクションをとってくれるようにした
 
 そういう場合は、スマートナイトライトとモーションセンサーを使った定型アクションを、ユーザが独自に作ることで実現できる。そしてEcho FlexをほかのEchoと組み合わせて、もっと楽しくすることもできる。
 
就寝前に廊下に設置したEcho Flexに”アレクサ!おやすみ!”と言うと、おやすみ!と返してくれてナイトライトを点灯してくれる
 
実際におやすみ!と言うと、こういう感じで廊下に常夜灯を点けてくれる
 
 今回は、就寝前に”アレクサ! おやすみ!”と声をかけると、アレクサも就寝時の返事を返してくれて、スマートナイトライトを点灯させてくれるという超簡単な定型アクションを作ってみた。そしてもう一つは、朝になって”アレクサ!おはよう!”って言ったら、今度はスマートナイトライトを消灯して、今日の天気予報と予定を読み上げてくれるといったものだ。
 
朝になって今度は”アレクサ!おはよう!”と声をかけると、まずナイトライトを消灯し、登録された住所の今日のお天気予報を読み上げてくれる。続いて今日の予定を読み上げてくれる
 
 もちろん、Echo対応の電灯や蛍光灯などを持っていれば、”アレクサ!おやすみ”でまずは部屋の電気を消すことも可能だし、Qrioなどのスマートロックを取り付けているなら玄関のドアロックを自動化することも可能だ。そうは言っても、人間が考えた仕組み、もちろん誤動作が全くないわけではないので、どこまで自動でやるかは安全性と各自の度胸との相談だ。玄関鍵の解錠などは特に注意したい。
 
 
一連の呼びかけとEcho Flexの対応ダイアログ。動画を見て頂ければイメージが湧くだろう
 
モーションセンサーを取り付けたEcho Flexは洗面所の壁面コンセントにセットした。当初は我が家のワンコである”ボビー”が洗面所前の廊下を通過するとモーションセンサーがボビーを発見し、内蔵スピーカーから「ぼびちん見っけ!」とEchoflexが発話するだけで遊んでいた
 
 
実際にワンコが通過した時のEcho Flexの反応動画だ。もちろんモーションセンサーは通過したのがワンコか人間かなど知る由もないので、なにが通過しても”ぼびちん見っけ!”と反応する
 
 
 廊下のスマートナイトライトに続いて、モーションセンサーを取り付けたEcho Flexもさっそく、洗面所の壁面コンセントに取り付けてみた。当初は、定型ストーリーとして、我が家のワンコが洗面所の前を通過してモーションセンサーに捕まると”ボビちんめっけ!”とだけ発話するように設定して遊んでいたが、+Style社の「スマートLED電球」を2個手に入れたので、洗面所の電球を交換してモーションセンサーの動作をもとに自動点灯、自動消灯させてみた。
 
モーションセンサーを使って何か別のことをやりたいと思っていた矢先に、+Style社のスマートLED電球を2個手に入れた
 
E26口金のスマートLED電球はWi-Fi無線対応で100W。専用アプリからオンオフや調光や調色までできる便利な電球だ。加えてアレクサスキルを導入することでEcho Flexからも管理制御が可能な優れものだった
 
 Wi-Fi対応のスマートLED電球は、ホームWi-Fiのネットワークの下でスマホ上の専用アプリ”+Style”で管理運用するスマート家電の一つだ。アプリからはオン・オフはもちろん、調光や調色(電球色~昼光色)などが自由にできるなかなか楽しいLED電球だ。ラインナップの豊富な+Styleのスマート家電シリーズはまた別の機会に当コラムでご紹介するとして、今回はAlexaスキル機能を利用してEcho Flexから使ってみた。
 
今回は洗面所の2個の普通の電球をスマートLED電球に交換した。そして両者を+Styleアプリから同時にオンオフできるように”洗面所天井灯グループ”も作った
 
続いてスマートLED電球のオンオフをモーションセンサーの結果によって動作させるために点灯と消灯の2つの定型アクションを作った
 
実際の”点灯”の定型アクションは、”モーションセンサーが動きを検知”したら、洗面所のスマートLED電灯をオンにするというシンプルなモノだ
 
 今回もスマートナイトライトと同様、定型アクションを2種類作ってモーションセンサーによるスマートLED電球の自動点灯や自動消灯をやってみた。今回の定型アクションも極めて簡単だ。実行条件には”モーションセンサーが動きを検知”を選択、その対応アクションとしては”洗面所”としてグルーピングした2つのスマートLED電球を同時に点灯させるという仕組みだ。実際にやってみるとかなりスピーディな反応で十分実用的だった。
 
実際にモーションセンサー(写真の左下)が動きを感知して洗面所の2個のスマートLED電球が点灯した
 
 そして誰も居ないのに、洗面所の天井灯を2個もつけっぱなしでは省エネの観点からも無駄なので、消灯の為の定型アクションも作ってみた。こっちは、実行条件として”モーションセンサーが1分動きを感知しない”を条件にして、その時のアレクサのアクションとして”洗面所”の電源をオフすることを指定しただけだ。
 
 
実際に筆者が向かい側の自室から洗面所に向かって行くと、きわめてタイムリーにモーションセンサーが筆者の動きを察知して、洗面所の2個のスマートLED電球を点灯させてくれる。これなら十分実用になるレスポンスだ
 
モーションセンサーで点灯させたスマートLED電球は、当然、モーションセンサーが対象物を感知できなくなった段階で消灯のプロセスを行うべきだ。そこでもう一つの定型アクションとして”モーションセンサーが1分動きを検知しない”場合に、今度は洗面所の2個のスマートLED電球を消灯させることにした
 
筆者のように普段からAmazonミュージックを利用しているユーザにとって、Echoはなかなか便利な存在だ
 
 さて、アマゾンが最初のスマートスピーカーを発表してから数年が経った。発売後すぐ手に入れたAmazon Echoの頃は大丈夫かなぁ~と思っていた時期もあったが、昨今では使いようによってはなかなかおもしろい商品であることも分かってきた。そして我が家にもEchoの仲間が増えてきた。もちろん、今回ご紹介したEcho Flexも初代のEchoと互換性のある仲間だ。
 
スマホ上でお好みの曲やジャンルを見つけたら、自宅内のWi-Fi無線に繋がっているすべてのスピーカー付きEchoがリストされ、任意のEchoに音楽再生をさせることができる。筆者の部屋にはEcho show 5を設置しているので、たいていはそこで再生をさせることが多い
 
 Echoとは直接の関係はなさそうだが、筆者宅では数年使ったWi-Fiルータを昨年末にメッシュ対応のTP-Link M5に交換した。知人からはオーバースペックとか台数オーバーとか言われているが、まだ一部イーサネットの必要性もあり、都会の兎小屋マンションの4つの部屋に各1台のM5が入っている。おかげでWi-Fi中継器とは異なり、どこでも同じSSIDで安定した高速通信が実現している。
 
スマホ上で再生の転送先を選ぶとミュージックソースの画像の上に、現在の音楽再生先が明示される
 
 これは、既に6台のEchoが各部屋や廊下にある我が家のどこで”アレクサ!”と呼びかけても最寄りのEchoが応えてくれて、どれもが同じ答えを返してくれるのに極めてよく似ている。そしてどこで呼びかけても、必要に応じて、呼びかけたのとは異なるロケーションにあるEchoのスピーカーから返事をもらったり、音楽を聴いたりすることも可能だ。
 
リビングから移動して自室に行く前に音楽再生は始まっている。Echo show 5はコンパクトながら多少ブースト気味の低音が音楽ジャンルによっては小気味良い
 
 いつでも別のEchoを呼び出すことができるので、部屋間のテレビ電話にもなってくれる。もちろん家を超えて、遠隔地間でも同様のことが可能だ。大きな家なら、キッチンから各部屋に居る家族に晩御飯タイムの集合アナウンスもかけることができる。筆者はときどきスマホで聴いているAmazon Musicの出力先を、これから行く別の部屋に切り替えたりして聴いている。
 
 Echoが我が家に6台にもなってくると、メッシュルータとイメージ的に少しはかぶるようなネットワーク型Aiスピーカーの近未来図が、筆者のような素人にもボンヤリと見えてくるのがなかなか興味深い。
 
 情報技術の世界は、現代も50年前も、使い勝手や成長に合わせて不規則に段階的な発展、拡張をしてしまう複数の物理クライアントの世界と、それらを通して誰もが等しく利用することのできる論理的にはただ一つの仕組みやデータが大事なことはあまり変わっていないようだ。
 
今回は廊下と洗面所の2ヵ所がEcho Flexでカバーされたので家中でスピーカーのない部屋はトイレと風呂場だけになった。今回は、すべての部屋の6台のスピーカーで同時に筆者のお好みの曲の再生をやってみた。これがなかなか気持ち良いのだ
 
 さて最後になったが、今回のEcho Flex2台の増設で、いよいよ我が家でEchoのない部屋はトイレと風呂場だけになった。今回はこれを記念してAmazon Musicの大好きなB.B.Kingの演奏を全部の部屋で同時に鳴らしみた。家の中をどこに行こうが、どこでも同じ大好きな音楽がリアルタイムでズレなく流れているってのは思った以上に快感だった。
 
実際に音楽再生を同時にやってみたのはこの6台のEcho。左上から、キッチンの隙間ユニットの間の奥に設置したEcho、自室のEcho show 5、洗面所のEcho Flex、廊下のEcho Flex、筆者の寝室のEcho show、家族の寝室のEcho spot。この6台で家の隅々まで響き渡る音楽もなかなかのものだった
 
 6台のEchoの各ボリューム調整やスピーカーやアンプ部の性能や筐体サイズで聴こえる音楽にけっこうな違いはあるが、それもマンハッタンのB.B.Kingカフェに入って、最初の入口から、廊下、ステージのあるフロア、トイレに向かう廊下やトイレの中などでライブの聴こえ方や雰囲気が違うのにも類似していてなかなか楽しいものだ。
 
 
今回の衝動買い
アイテム:Amazon「Echo Flex(エコーフレックス)」プラグイン式スマートスピーカー with Alexa、Third Reality「Echo Flex用 モーションセンサー」、Third Reality「Echo Flex用 ナイトライト」
・購入:Amazon.co.jp
・価格:Echo Flex 2980円、モーションセンサー 1780円、ナイトライト 1780円
 
T教授
 日本IBM社でThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。
 

文● T教授、撮影●T教授、編集●ASCII

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