運動しても結果が出ない「ダウン期」は必要なプロセスだった

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運動しても結果が出ない「ダウン期」は必要なプロセスだった

フィットネスには、多くの人がたどる道筋があります。

最初はクラスに参加したり、ジムで友人と一緒に頑張ったりして、特に計画的にワークアウトするわけではありません。

でも、リフティングであろうとランニングであろうと、頑張れば進歩できることを実感すると、具体的な目標を立てて、計画的にワークアウトをするようになります。ここまでは順調ですね。

ワークアウトにはアップダウンがある

初心者のうちは、とにかく楽しくてモチベーションもたっぷりあります。ワークアウトをするたびに、走行距離が伸びたり、リフティングの負荷を増やしていけます。

でも、間もなく進歩の速度が落ちてきます。ちょっとがっかりするかもしれませんが、うまくいけば何とかそのまま頑張り通せるでしょう。そうしていつの間にか自己記録を更新しているはず。

何年もトレーニングを続ければ最終的には筋力が増強するとわかっているので、そこまで到達しなければという気持ちになります。進歩するはずだと信じるのみです。

しかし、「アスリート」として経験豊富になってくると、進歩のプロセスにはアップダウンがあることを忘れがちです。

以前ほどリフティングがうまくいかなかったり、ときには疲労を感じるからといって、何かまずいことがあるわけではありません。

実際、コーチ(あるいはあなたのプログラムの作成者)が現状を認識した上で続行しているなら、トレーニング・サイクルにはアップダウンのダウンに当たる時期も必要なのです。

ダウン期はさらに前へ進むための必要な時間

たとえば、ウエイトリフティングやパワーリフティングの大会を目指してトレーニングしている人は、大会直前の2~3週間は、通常よりトレーニングを減らして疲労回復する時間を身体に与えることで、自己新記録を出す準備をします。

(ランナーも、大きなレースの前に練習量を徐々に減らしていきます。)

それは、身体を鍛えるより疲労を残さないことを優先するという特別なトレーニング・フェーズなのです。

逆に言えば、トレーニング・サイクルのほかの部分では、力をつけることを優先しているわけです。一生懸命身体を鍛えると、結果的には身体が強くなります。

この流れを忘れると問題が勃発します。リフティングが以前より辛く感じることに気づくと、自分自身かプログラムに問題があるのではないかと思ったり、コーチを変えたくなったり。

気持ちが落ち込んで、「頑張ってもはっきりした効果が出ないなら努力するのをやめてしまいたい」と思ってしまいがちです。

しかし、本当のところは、もしかしたら意図的にトレーニング・サイクルの「ダウン」の時期にいるのかもしれません。

(もちろん、これはトレーニングがじっくり考えてプランされていることを前提としての話です。

コーチがいる人もいれば、コーチかトレーナーがつくった成果が出ることを実証済みのプランを使用している人もいるでしょう。

ワークアウトのプランを立ててくれた人が納得できるレベルの働きをしていて、こちらがその人の言うことを聞いている限りは、正しい軌道に乗っているはずです。

そうでない場合は、理不尽に自分をぼろぼろにしている可能性があるので、現状を変えることを検討すべきでしょう。)

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