<WHY@DOLL>青木千春「少しでも成長した姿を」

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<WHY@DOLL>青木千春「少しでも成長した姿を」

北海道出身の二人組のオーガニックユニット・WHY@DOLLが、約6年にわたって行ってきた定期公演のラストとなる「WHY@DOLLレギュラー公演~Two sides glowing up~vol.15『総決算リクエストアワード2019』」を、東京・渋谷Gladで開催した。

【写真を見る】卒業証書授与が行われた

7月の活動終了宣言から4カ月、さまざまな活動のラストを迎えている二人だが、いよいよこの日をもって定期も最後となる。

また、この日はユニットにとって最後のアルバム『WHY@DOLL @LBUM ~Selection 2014~2019~』の発売日でもあり、メンバー・ファンともに、喜びと悲しみの2面の感情を味わう公演に。

会場にはそんな二人の最後を見届けるために多くのファンが集まり、チケットは早々にソールドアウト。

そこになんとか当日券をゲットできたファンも加わり、バーカウンター前まで人があふれるほどの盛況となっていた。

今回の公演は、ファン投票(10曲をセレクト)を基にカウントダウン形式で行うリクエストアワード(リクアワ)。

50曲を超えるレパートリーを持つWHY@DOLLだけに、どんな曲がランクインするか、ファンだけでなく、青木千春、浦谷はるなの二人もドキドキだったに違いない。

同率位があっても、順位が飛ばないという粋な計らいのおかげで、公演本編では全12曲が披露された。

曲間には、楽曲発表当時の二人の心境が語られるなど、古くからのファンも、最近のファンも、二人の心情の変遷を知れるようなトークで盛り上がっていた。

中でも面白かったのは「shu-shu-star」で、この曲は、ビルの谷間を走る首都高から見た景色――ビルの明かりが星みたいに見える――を歌ったものだという説明に加え、「北海道は田舎でビルがないから、shu-shuしない」(浦谷)、「森が多いからザーザーしてる」(青木)、「ザーザースターじゃん」(浦谷)と、最後までほほ笑ましいほわふわトークがさく裂していた。

一方で青木が、「上京してきた時に、レインボーブリッジから見た景色にすごく感動して、何度も言ってますけど、眠れなくなったんですよ」と言えば、浦谷は「初めて聞いた」。

「そうだ、その時ははーちゃんいなかったんだ」(青木)、「知ってるわけないじゃん」(浦谷)という感じで、そんな二人のやりとりに会場は大爆笑。

そして待望の1位を獲得したのは、メジャーデビュー曲であり、ラストアルバムにも新録で収録されている名曲「Magic Motion No.5」だ。

歌い終えた二人は、「しゃべりたいことがたくさんあるのに、しゃべれない……」(浦谷)と口ごもりながらも、今日の公演を実現してくれたスタッフへ、集まってくれたファンヘの感謝の言葉を口にし、“本編”は終了した。

浦谷は「最後の定期に来てくれてありがとうございました。Gladでは皆さんに楽しんでもらおうと思って、たくさんの企画を行ってきました。

毎回、考えるのが楽しかったです。失敗したこともありましたけど、それもいまの成長につながっていると思うし、皆さんのおかげで今日の定期を成功させることができました。最後の定期を、たくさんの方に見送ってもらえてうれしかったです」とコメント。

青木は「長い間、Gladの定期で一緒に楽しい思い出を作ってくれてありがとうございました。

並行して、11月23日、24日のラスト2デイズまで成長できるように、リハーサルを頑張っています。最高の思い出にしましょう。今日は、ありがとうございました」とメッセージを寄せた。

その後、ほわどるならではというか、Gladならではというかのサプライズが発動。Gladの店長からの卒業証書授与と、WHY@DOLLの元マネジャーが登場してのプレゼント贈呈が行われ、いよいよ大団円。

青木は「歴代のマネジャーさん、Gladのスタッフの皆さん、本当にいい人たちに恵まれてここまでこれたのかなって思います。感謝しています。

最後も、こうしてソールドアウトすることができて、少しでも成長した姿をお見せすることができて、すごくうれしかったです。

あまり多くを語るのは苦手なんですけど、いままでWHY@DOLLを支えてくれてありがとうございました」。

浦谷は「上京してきた頃は、不安ばかりでしたが、たくさんの方々に支えられて今日までやってこられました。

表には出ないたくさんのスタッフさんや、もちろんファンの皆さんのおかげで最高のパフォーマンスをお届けできたと思います。

中でも、Gladさんはずっと私たちと二人三脚で歩んできてくれて、たくさん定期もできたし、たくさん成長もできて、本当に恵まれているなと思います。東京でライブができて、とても幸せでした。

もうこのステージに立たないと思うとすごく寂しいんですけど、これからはお客の一人として遊びに来たいです。最後まで支えてくれてありがとうございました。

大きな拍手に包まれながら、WHY@DOLLの二人はステージを降りていった。

(ザテレビジョン)

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