横浜ハンマーヘッド「商業施設は食の体験型」

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横浜ハンマーヘッド「商業施設は食の体験型」

 横浜港新港ふ頭に客船ターミナルとホテル、商業施設が一体となった複合施設、横浜ハンマーヘッドが2019年10月31日に開業した。横浜市が進める新港ふ頭事業の一環として事業案を公募し、横浜岡田屋を代表とする企業グループが運営することになった。

 施設は地上5階建てで延べ床面積は約3万㎡。1階に税関による手荷物検査、出入国管理、検疫などを行うCIQ施設があり、3~5階には滞在型ホテル「インターコンチネンタル横浜 ピアエイト」(客室173室)が入居する。

 総投資額は建物全体で180億円。その半分を商業部分に充てた。商業ゾーンの初年度売上目標は30億円、来館者目標は250万人。

 商業施設は1、2階。「食を中心とした体験型のファクトリー機能を備えた商業施設」(岡田伸治新港ふ頭客船ターミナル社長)で、25店が出店している。

 1階では外国人観光客向けにラーメン店だけのフードホールを展開。「初代」「麺厨房あじさい」「札幌麺処 白樺山荘」など5店が味を競う。タピオカ店「ジ アレイ」や伊藤園が運営する和モダンの抹茶カフェ「茶寮 伊藤園 横浜」もある。

 吹き抜けのエスカレーターで昇ると2階の一等地に「アインズ&トルペ ビューティーファクトリー」が約78坪で展開。チーズティーなどを提供するカフェも併設。食品やギフト用品も販売する。

「バニラビーンズ ザ ロースタリー」はカカオ豆を焙煎(ばいせん)できるチェコレートカフェ。ガラス張りのファクトリー内ではチョコレートをその場で製造する。

「鎌倉紅谷クルミッ子ファクトリー」はカフェに工房を併設。キャラメルにクルミを練り込んだ焼き菓子「クルミッ子」を製造する工程をガラス越しに見られる。鎌倉紅谷では同店で製造した製品を他店にも供給する。週末には職人と一緒にミニ版のクルミッ子を作る体験ができるワークショップも開く。

 この他、ブースで撮影した写真をパッケージに印刷できる「ありあけハーバースタジオ」や「ピーターラビットカフェ」などユニークなテナントをそろえている。

◆横浜ハンマーヘッド所在地/横浜市中区新港2-14-1敷地面積/約1万7400㎡商業営業面積/約5000㎡階層(商業部分)/地上1~2階店舗数/25店営業時間/1階10時~21時、2階11時~23時。※一部店舗は営業時間が異なる 初年度売上げ目標(商業部分)/30億円初年度来館者目標(商業部分)/250万人開業日/2019年10月31日デベロッパー/新港ふ頭客船ターミナル地図エリア document.getElementById(’map’).style.cssText = ‘width:100%; height:400px’; function initMap() { var LatLng = { lat: 35.456732, lng: 139.641963 }; var map = new google.maps.Map(document.getElementById(’map’), { zoom: 15, center: LatLng }); var marker = new google.maps.Marker({ position: LatLng, map: map }); }

 ※本記事は『販売革新』2019年12月号に掲載されたものです。内容は取材当時のものです。

※『販売革新』はオンラインストアや紀伊国屋書店など大手書店で発売しております。 「販売革新」編集長 西岡克

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