小田さくらと浜浦彩乃がハロプロの“芯”を語る「カッコつけるんじゃなくて本当にカッコいいのがハロー!プロジェクト」

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小田さくらと浜浦彩乃がハロプロの“芯”を語る「カッコつけるんじゃなくて本当にカッコいいのがハロー!プロジェクト」

ハロー!プロジェクトのメンバーが“ハロプロメンバーの中から、〇〇さんと2人きりで××したい”という一問のアンケートに回答。そのアンケート結果を基にしたロケを実現する“サシロケ”バラエティー「ハロプロ ONE×ONE(ワンバイワン)」(全10回予定)がGYAO!で無料配信中。

【写真を見る】小田はつんく♂からもらった金言も明かした

第9回(1月21日[火]配信)では、こぶしファクトリーの浜浦彩乃とモーニング娘。’20の小田さくらが登場。ハロプロきっての仲良しペアが、横浜中華街を舞台に食べて語ってと見どころたっぷりのデートを展開する。

収録後はハロプロ愛の強い2人が、番組内のトークで明かした恩師への思いや、ハロー!プロジェクトの“芯”について語った。

■ 何があっても私の知っていることは全部教える(小田)

――はじめに、浜浦さんが小田さんを選んだ理由を教えてください!

浜浦彩乃:小田とはデビューしてからあまり遊んだことがなかったんですよ。2人とも違うグループなので、スケジュールが合わなくて。それで、私がずっと「横浜中華街に行きたい!」って小田に言っていたんですけど、なかなか予定を合わせてくれなくて。

小田さくら:うん、ごめんね。

浜浦:もう1年前ぐらいからずっと言っているんですけど、なかなか行けなくて。今回「ハロプロ ONE×ONE」でやりたいことを教えてくださいって聞かれたとき、最初に思いついたのが小田と中華街に行くことでした。なので、小田を選びました。

小田:収録中も話に出たことなんですけど、頻繁に会わなくても疎遠にならないというか…。会わなきゃそれっきり、みたいな人間関係ってあるじゃないですか。そうじゃないから焦らなくて。別にいつでも行けるんだろうなと思っていました。

浜浦:そうなんですよ。地元の友達ばっかり優先するので。

小田:ごめんね、そうなの。本当にそういう感じで。

――ちなみに浜浦さんは1年前からと話していましたが、実は2年前(2018年2月)に取材させていただき、「ハロプロで仲のいいメンバーは?」と質問した際に「小田さんと中華街に行きたい」と答えていました(笑)。

小田:うそ、2年前から言ってたの?

浜浦:うそ、2年前から?

小田:やば(笑)

浜浦:遅すぎだよ、かなうの…

小田:えっと…ごめん。お待たせしたね。

浜浦:やっとかなった。

小田:やっとだね。よかった!

――2人のトークシーンでは、「ハロプロの“芯”を残したい」と熱い思いを語り合う一幕もありました。それぞれの思うハロプロの“芯”とは?

浜浦:何だろう、リズムの取り方とか踊り方とか?

小田:それだね。技術的なことでいうと、16ビートをきっちり取って歌うこと。それができないと、ちょっと上っ面っぽい歌い方になっちゃう。“私、うまいです”“音楽は歌がメインです”みたいな感じじゃなくて、楽器と歌が同じ立場というか音楽としての歌みたいな感じを、女性アイドルがやるのがカッコいい。

浜浦:カッコいいね。それをつんく♂さんに教わってきたから、残したいっていうのもあります。最近思うのは、昔のハロー!プロジェクトってどっしり構えて歌っているのがカッコいいなってこと。無理に年相応じゃなく、ちょっと大人っぽい動きをしたり、ダンスにウェーブかけたりとか。

私のイメージの中で、無理にカッコつけるんじゃなくて本当に歌って踊っている姿がカッコいいのがハロー!プロジェクト。高橋愛さんや新垣里沙さんの活躍を見ていた頃と、今はちょっと違うなと思ったりすることもあります。見せ方が違うのかな?

小田:なんだろう。やっぱり表面でカッコつけないというか、本気でガムシャラみたいな感じかな。

――小田さんは、加入してくるモーニング娘。の後輩メンバーには、自然とその思いを伝えていく形ができやすい?

小田:そうですね。モーニング娘。の後輩には「何があっても私の知っていることは全部教える」と思っているので! モーニング娘。の新メンバーには、今でも私が入ってきてからつんく♂さんに教わったことから教えています。入ってきて最初に覚えることってすごく大事。だから最初の段階で、私が初めて教わったことをちゃんと教えるんです。

モーニング娘。じゃないグループの新メンバーは、そうじゃないかもしれない。違う立ち位置の人から教わっているものがベースとなるので、そこにつんく♂さんの色を入れるのはすごく難しいと思うんです。でも「それが音楽的なカッコよさなんだよ。センスなんだよ」っていうことを伝えるのって、その子の才能、感覚次第。

だから、その音楽的才能を植え付けることってすごく難しい。私も最初は「どれがドラム? ベース? ギター?」みたいな感じだったんですけど、それが理解できるようになってからは「だからリズム取って歌うことが大事なんだ」と思うようになりました。そういうところから教えていけたらいいなって思いますね。

――それこそ、小田さんは昨年12月の代々木のライブでは新メンバーのコメントで涙も見せていましたね。

小田:そう、ほまれちゃん(岡村ほまれ)がね、一番新しい子が泣いたんで。しかも、まだ入って半年ぐらいなのに、ほまれちゃんが「モーニング娘。をいろんな人に知ってもらいたい」って言ったんです。

で、「え? もうそんなことを思うの?」って。まだ自分のことで必死なタイミングのはずなのに、もうグループのことを考えていたので。15期に対して母性がすごいので「ああ、もうそんなに立派なことを言えるんだね」って、もらい泣きしました。

――浜浦さんは、小田さんとは立場が違うと思います。オリジナルメンバーのみで活動しているこぶしファクトリーという立場から、後輩にはどういう風に伝えていきますか?(※インタビューは解散発表前)

浜浦:やっぱりパフォーマンスですね。こぶしファクトリーは、みんなつんく♂さんが大好き。つんく♂さんの曲をいただいたのは「きっと私は」っていうシングルが初めてなんですけど、「つんく♂さんだったら、やっぱりこうだよね」っていうのがメンバー5人全員にあるんですよ。

つんく♂さんから教わっていた私がメンバーに言うことが多いんですけど。ナイスガールトレイニーから入ってきた子たちもつんく♂さんから教わっていることもある。メンバーみんなが、つんく♂さんへの尊敬がある。それをパフォーマンスで伝えていくっていうのを、こぶしファクトリーは意識しています。

――収録時のトークでは「つんく♂さんじゃなかったら研修生のときに見つけてもらえなかった」というコメントが印象的でした。つんく♂さんから言われたことで、今でも大切にしてる言葉とかありますか?

小田:私は加入した頃は今より全然生意気。歌姫オーディションというもので、モーニング娘。に選んでいただいたことで自信を持ってしまっていたんです。「私、歌うまいんだ」って。すごく実力のある人が偉いみたいな感覚になってしまったんです。

浜浦:子供だったからね。

小田:本当にそう。思考回路が幼くて、人を尊敬するっていう感覚が分からなかったんですよ。けど、つんく♂さんがシングル曲を出すたびに書いてくださったライナーノーツに、メンバー1人1人に対してのコメントもあったんです。

私に対しては「小田はもっと謙虚に生きなさい」って書いてあって、その後も「もっと謙虚さを大事に」とか「周りに感謝をして」みたいなのが何シングルか続いたんです。

そのときは「何? 謙虚って。分からない」って思っていたんですけど、それを意識できるようになってからは、自分にできなくて先輩はできるところが見えてくるようになりました。

だから、自分がいかに小さかったかとかが分かるようになって、今は出会う人出会う人に感謝ができる。人を素直に好きになれたので、私の周りの環境もより温かくなりました。本当にあれは、歌だけじゃなくて人生観も変わるようなお説教だったなって思います。

浜浦:私はハロプロ研修生の頃から自分をアピールすることが苦手だったんですけど、自分のキャッチフレーズみたいなことを考えなさいって言われました。そこからすごく考えるようになったんです。今でもブログのあいさつとかに使うようにしていますね。

小田:「おっはまー!」って?

浜浦:「おっはまー!」とか。

小田:「はまちゃん大佐であります」とか?

浜浦:そうそう。そういうのは、やっぱりつんく♂さんからいただいたもの。私のブログは最後に“ばいびぃ~”っていう言葉を使っているんですけど、今はその“ばいびぃ~”が私のものになって、ライブの最後とかに「ばいびぃ~」って言うとファンの人が「ばいびぃ~」って返してくれる。

それが本当にすごいなって。やっぱり、つんく♂さんから言われたことだったので、今でも意識していますね。

――本編で“お互いにどういう存在ですか”という問いに対して、小田さんは浜浦さんに関して語っていたのですが、時間の都合で浜浦さんはお話できませんでしたよね。浜浦さんにとって小田さんはどういう存在ですか?

小田:そう! さっきは時間がきちゃいましたよね。言ってごらんよ!

浜浦:どういう存在か…? 何でも話せる存在ですね。小田は、やっぱり女の子なんですよ、性格が。社交的ですごく明るい人。私は本当に真逆で、社交的じゃないし暗めの女子なんですよ。でも、小田には「こういうことを話していい女子もいるんだ」って思えました。

私の周りの女の子って、上辺だけで付き合う子が多かったんです。なので、あまり真剣な話をしたことがなかったんです。昔は全部自分で抱え込んでいたんですけど、小田は話しやすくて、私が悩んでいるときとか、すぐに気付いてくれるんです。だから、すごく支えてもらっているなって。

小田:彩乃が小5のときから一緒にいるんですよ! 小学生の後半から中高大学生のときって、思考回路とか全部変わるじゃないですか。でも変わってからの方が、私たち一緒にいやすくない?

浜浦:そうだね。

小田:昔から一緒にいて考え方が変わっても今も一緒にいる子って、なかなかいないよね。彩乃が言った通り、私は割と人から好かれようと行動するタイプ。でも、彩乃みたいに誰でも受け付けるタイプじゃない子の方が、本当に近くに一緒にいてくれるというか、本当の人間関係を築けてる。彩乃に選んでもらえてよかったです。

――今回は浜浦さんでしたけど、小田さんが浜浦さんをエスコートするならどこへ行きますか?

小田:実は私もアンケートに“横浜中華街に浜浦彩乃と行きたい”って書いたんです。だから一緒にかなって。

浜浦:次、どこ行きたいかね?

小田:次は彩乃が行きたい場所に目星をつけておいて、そこに連れて行くよ!

浜浦:本当に次は早く行きましょう。

小田:次こそは近いうちに行きます!(ザテレビジョン・取材・文=宮澤祐介)

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