木梨憲武さん個展、福岡で5年ぶり始まる 新作を中心に絵画や映像作品など150点

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木梨憲武さん個展、福岡で5年ぶり始まる 新作を中心に絵画や映像作品など150点

 木梨憲武さんの個展「木梨憲武展 Timing-瞬間の光り-」が1月26日、福岡アジア美術館(福岡市博多区下川端町3)企画ギャラリーで始まった。(博多経済新聞)

新作の「REACH OUT」シリーズ

 同展は、2018(平成30)年6月にロンドンで披露した新作の「REACH OUT」シリーズをはじめ、絵画、ドローイング、映像、オブジェなど、木梨さんの作品約150点を展示する。ロンドンを皮切りに、国内は2018年7月の大阪から2020年5月の東京まで15会場を巡回する。福岡での開催は、前回の巡回展で2015年に同館で開催されて以来5年ぶり。

 会場では、手をモチーフとして描き、つながりをイメージした「REACH OUT」、花を描いた「Flower」、富士山を木梨さん流で描いた「Mt.FUJI」など初期よりテーマとしてきたシリーズをはじめ、国内外の旅の中で出会った風景を描いた「旅」、家やビル、街を描いた「OUCHI」、鳥や虫、妖精などの生き物を描いた「とりたち、虫たち、フェアリーズ」シリーズなど、新たな構成で多彩な作品をそろえる。

 25日にはメディア向け内覧会が開かれ、木梨さんは作品について、「一応タイトルがあるが、見て感じ方は皆それぞれ違うと思うので、こう見えると思ったら、多分そっちの方がその人にとっては正解だと思う。あまりにもそっちが多すぎたら、タイトル変えても良いぐらいに思っている」と笑う。

 昨年からは、再び音楽活動も活発に、ソロアーティストとしても本格スタートした木梨さん。音楽も絵画などの作品も、何も無い所から仕上がっていくのが似ているといい、「音と詩、線と色、意外に近い。そういう感覚でやっている」と話す。

 「前回もそうだが、あんまり寂しい悲しい作品は無い。子どもたちも一回りすると家帰ったら同じように作り始めるというのをよく聞く。その動きで良い。お母さんお父さんは額装してあげて、そうすると1点しか無い作品。また新しいのができたらこっちの壁にかけて、やっぱりこっちの壁のほうがかわいいかな、というのが出てくる。図工の延長で、自分の家の展覧会から始めてみて」と呼び掛ける。

 開館時間は9時30分~18時(金曜・土曜は20時まで、最終日は17時まで、入場は30分前まで)。水曜休館。観覧料は、一般=1,300円(前売り1,100円)、中高生=700円(同500円)、小学生以下無料(要保護者同伴)。3月1日まで。 みんなの経済新聞ネットワーク

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