体の先端が濃い色になる不思議な毛柄 ポイント柄の猫の特徴は?

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体の先端が濃い色になる不思議な毛柄 ポイント柄の猫の特徴は?

「ポイント柄」とは、足先やしっぽなど、体の先端部分が濃い毛色になっている毛柄のことです。足先だけ色が変わっていると、まるで靴下を履いているみたいで可愛いですよね♪今回は、ポイント柄の特徴や種類などをご紹介します。

体の先端が濃い色になるのが特徴

ポイント柄とは、鼻のまわりや耳の先、足先、しっぽなど、体の先端部分に濃い色がつく不思議な毛柄です。先端だけが濃くなった理由としては、冷えやすい先端の毛色を濃くすることによって日の光を集め、寒さから身を守るためだという説があります。日本でポイント柄が見られるようになったのは、シャム猫が大流行した1960年代から。性格もフレンドリーなシャム猫の特徴を受け継いでいる猫が多いようです。

ポイント柄の猫は生まれたときは全身真っ白!

ポイント柄の猫は、全身真っ白な状態で生まれてきます。理由としては、生まれるまでは母猫の胎内で体全体が温められているためだといわれています。生後2週間くらいすると先端に少しずつ色がつき始め、1才前後には本来の色が定着するようです。 体の先端が濃い色になる不思議な毛柄 ポイント柄の猫の特徴は? 床に寝転ぶシャム猫

体のパーツごとの毛色の特徴は?

・顔の色
鼻のまわりや耳の先など、先端部分の毛色が濃くなるのがポイント柄の特徴ですが、目のまわりや頬など広範囲に濃い色が入ることも。それ以外の部分は淡い傾向に。

・体の色
体の先端も濃い色が出やすいため、しっぽや足の先にも濃い色が入ります。

・目の色
目の色と毛色の関係性はまだよくわかっていない部分が多いのですが、ポイント柄の猫の場合は、ブルーかそれに近い目の色になることが多いようです。

・肉球の色
ポイント柄の猫の肉球はピンクであることが多く、全身の毛色が薄い色の猫は薄ピンク、濃いめの色の猫は黒っぽいピンクになりやすいようです。 体の先端が濃い色になる不思議な毛柄 ポイント柄の猫の特徴は? 丸まって眠る猫

ポイント柄の種類は?

・先端に色がつく「シールポイント」
顔や体の先端部分に色がつくのが「シールポイント」です。「ライラック(灰色)」「チョコレート(黒茶)」「ブルー(青灰)」など、色味の微妙な違いで呼び名が変わることもあります。体の冷えやすい先端部分に濃い色が表れ、寒さが厳しくなるほど日の光が必要となるため、冬場のほうが毛色が濃くなる傾向に。また、部分的に白い毛色を作る遺伝子が働くと、足先が白くなります。

・しま模様が入る「リンクスポイント」
顔やしっぽ、体の先端部分にしま模様が入るのが、「リンクスポイント」です。レッドのリンクスポイントに毛色を薄くする遺伝子が働く「クリーム・リンクスポイント」や、足先に白い毛色を作る遺伝子が働く「リンクスポイント&ホワイト」などもあります。

・サビ柄が表れる「トーティ・ポイント」
顔や体の先端部分にのみ黒とオレンジのサビ柄(トーティ)が表れるのが「トーティ・ポイント」です。サビ柄は遺伝子的にほとんどがメスであるため、トーティ・ポイントもメスが多いといえます。

気温によって毛色が変わることがあるという不思議な「ポイント柄」。飼っている方は夏と冬の写真を撮って比べてみると面白いかもしれませんね!

参考/「ねこのきもち」2016年4月号『愛猫の毛柄、鑑定します 麗しのKEGARAファイル File No.11 ポイント』(監修:猫写真家 1級愛玩動物飼養管理士 石原さくらさん)
文/AzusaS
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。 ねこのきもちWeb編集室

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