ヴォルターズ・SF木田貴明 周囲生かし、自らも得点

[AdSense2]

引用元:熊本日日新聞
ヴォルターズ・SF木田貴明 周囲生かし、自らも得点

 「人と同じなのは嫌い」。チームメートの多くがホーム戦での自身の入場曲に洋楽を選ぶ中、24歳のスモールフォワード木田貴明は大好きな「ももいろクローバーZ」の曲で登場する。派手な髪の色も目を引く。

 プロ2年目で今季から熊本でプレー。前節の東京EXとの第2戦は22得点、6アシスト、3スチールと大暴れした。「アシストをあんなにできたのは周り(仲間)がちょっとずつ見えるようになっているということ。転機になったと思う」

 熊本に加入後、スクリーン(壁)となってくれる味方を使い、敵のマークをずらしながら攻める戦術に挑戦し始めた。元来は切り込んだり、外角からシュートを放ったりして自ら仕掛けるのがプレースタイル。「自分らしさを残しつつ周りも生かすのは本当に難しい。正直、最初は迷いや遠慮があった」。そのため前半戦は消化不良の試合が多かった。だが、3点シュート5本を含む21得点と活躍した1月末の福岡戦以降、手応えを得られるようになったという。 石川県出身。小学5年で競技を始め、強豪の青学大で主将を務めた。大学4年の秋に地元B2(現在は3部)の金沢からオファーを受けてプロの世界に飛び込んだ。

 自称、面倒くさがりで気分屋。「超インドア派」で休日は家で過ごす。食事は鍋を作ることが多く、お薦めの味は郷里のとり野菜みそ味。

 全60試合のリーグ戦も43試合を終え、昨季西地区を制したチームは18勝25敗の地区4位。「熊本がプレーオフに進出できると思ってる人はあまりいない。そこからひっくり返したら面白いじゃないですか」。武器の3点シュートが勝利の鍵を握る。(元村彩)

コメント

タイトルとURLをコピーしました