【東京大賞典】オメガパフューム、史上4頭目連覇!Mデムーロ「すごい手応えだった」

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引用元:スポーツ報知
【東京大賞典】オメガパフューム、史上4頭目連覇!Mデムーロ「すごい手応えだった」

◆第65回東京大賞典・交流G1(12月29日・ダート2000メートル・大井競馬場、稍重)

 第65回東京大賞典・交流G1は29日、大井競馬場のダート2000メートルで13頭(JRA7、南関東6)によって争われた。2番人気のオメガパフュームが直線で外から差し切り、今年の帝王賞以来のG1・3勝目。ミルコ・デムーロ騎手(40)とともに、アジュディミツオー(04、05年)、スマートファルコン(10、11年)、ホッコータルマエ(13、14年)に続く史上4頭目の連覇を飾った。

 先頭でゴールを駆け抜けた芦毛のオメガパフュームの馬上で、Mデムーロが大きく両手を横に開いた。「浦和のリベンジができてよかった。いいエンディングですね」。2019年最後のG1、東京大賞典。昨年の覇者が再び王座を射止めた。

 道中は先頭集団を形成した5頭の後ろを追走。4角で前にいたゴールドドリームの外を回し、最後の直線勝負。「すごい手応えだった。今日は負けないと思っていた」とミルコ。抜け出すとソラを使う癖が出たが、鞍上が左ステッキを入れるともうひと伸び。内ノンコノユメ、外モジアナフレイバーの地元勢を振り切って連覇を達成した。

 Mデムーロと臨んだ11月のJBCクラシック(浦和)は鼻差2着。デットーリに鞍上を託したチャンピオンズC(中京)は6着と、秋2戦は勝てないまま年の瀬へ。「調教自体が(馬にとって)作業みたいになっていた」と安田翔調教師は闘争心を喚起するために調教方法を変更。最終追いは同じ坂路でも、1週前に、これまでは追い切りで使用しなかったポリトラック(栗東・DPコース)で強めに追って時計を出した。「これで負けたら、よほど強い馬がいるんだろうな、と思うくらいで送り出した」と万全の仕上げで臨んでいた。

 「(今年)最後のG1で勝つことができた。うれしい」。JRAで91勝に終わり、5年連続の100勝はならず、秋のG1でも結果が出なかったMデムーロにとっては、転機を前にしての大きな一勝だ。来年初めは騎乗機会を求めて拠点を美浦に移す決断をした。「1、2月はいっぱい乗せてくれるということなので、美浦に行きます。3月以降はまだわからない」。当面、所属は栗東のままだが、新たなチャレンジをするミルコの2020年、5歳を迎えるオメガパフュームとさらなる高みを目指す。(恩田 諭)

 ◆オメガパフューム 父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス(父ゴールドアリュール)。栗東・安田翔伍厩舎所属の牡4歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算15戦7勝(うち地方5戦3勝)。総収得賞金は3億8941万7000円(うち地方2億6375万円)。主な勝ち鞍は、シリウスS・G3、東京大賞典・G1(18年)、帝王賞・G1(19年)。馬主は原礼子氏。 報知新聞社

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