『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン-Road to HONOLULU』第22回●ランニングの正しい腕の振り方(第21回はこちら>>)
【動画】『傳谷英里香のGo for it!トライアスロン』 を第1回から振り返る!
傳谷英里香(でんや・えりか)さんが、今年5月に開催されるホノルルトライアスロン完走を目指してトレーニングを実施中! 指導担当は、湘南ベルマーレ・トライアスロンチームのヘッドコーチで、アスロニア・トライアスロンアカデミーでもディレクター兼ヘッドコーチを務める中島靖弘コーチ。レッスンの第22回は、ランニングの腕振りを学びます。
●肩甲骨の動きを意識して、脇を締めてコンパクトに腕を振る
中島靖弘コーチ(以下:中島コーチ)今回は、ランニングの腕振りについて説明します。ランニングは足で地面を蹴って進みますが、よくない腕振りをしているとフォームが崩れてしまうんです。傳谷さんの現在の腕振りを確認しますので、立ったままの状態で腕を振ってみてください。
傳谷英里香(以下:傳谷)あまり腕の振りを意識したことはなかったですが……どうですか?
中島コーチ すごくいいですね。よかった点は、肘を曲げてコンパクトに振れているところです。試しに、肘を伸ばして腕を振ってみると、違いがわかると思います。
傳谷(肘を伸ばして腕を振ると)体が腕を振る方向に引っ張られるように感じます。
中島コーチ 肘を伸ばすと、肩から手までの距離が長くなるので、腕を振った時の勢いに体が持っていかれてしまいます。なので、肘を曲げてコンパクトに振ることが重要なんですが、現時点で傳谷さんはそれができていますね。
傳谷 よかったです!中島コーチ 腕振りでもうひとつ注意してもらいたいのは、脇を締めて真っ直ぐに振ることです。脇を上げて左右に腕を振る方をときどき見かけるのですが、これも試しにやってみてください。その時に、足のどこに圧力がかかりますか?
傳谷 両足の外側に体重がかかりますね。
中島コーチ そこから脇を締めて真っ直ぐ腕を振る動きに戻すと、足の外側にかかる圧力がなくなると思います。腕を横に振って走ると、一回ごとに体が外に流れないように踏ん張らないといけなくなるので、しっかり脇を締めることを忘れないでください。
傳谷 余計な力を使わないようにですね。しっかり意識して走ります。
中島コーチ さらにもう1点、左右の肩甲骨を少し寄せるように意識しましょう。猫背になると肩甲骨は左右に広がってしまいますから、しっかりと胸を張って、肩をリラックスさせて腕を振りましょう。では、ここまで説明したことを思い出しながら、実際に走ってみましょう。
傳谷 よろしくお願いします!
中島コーチ(走り終えて)学んだことを意識して走ってみていかがでしたか?
傳谷 肩甲骨を意識してしっかり脇を締めて腕を振ると、より前に進む力が大きくなったように感じました。
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傳谷英里香さん、ランニングの推進力がアップ!正しい腕の振りをマスターせよ!
引用元:webスポルティーバ
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