「毎日をちょっと美味しく」【第16回】完璧なプリンのすすめ

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「毎日をちょっと美味しく」【第16回】完璧なプリンのすすめ

「25ansウエディング オンライン」の人気コンテンツ、「フードジャーナリストの小松宏子さんがセレクト!」シリーズでもおなじみの食のプロフェッショナルである小松宏子さん。そんな小松さんの「美味しいものを作りたい!」という日々の思いをエッセイに書き留めていただくこの連載、もっと料理が上手になりたいと思っている新米花嫁のみなさまに向けて、「毎日をちょっと美味しく」する料理のコツを伝授します。第16回は、小松家のおもてなしの最後に必ずお出しするデザート「プリン」のレシピを紹介します。

どのプリンより美味しい完璧なレシピとは?

世の中には完璧なレシピというものが存在します。その代表とも思えるのが、上野万梨子さんのお教室で習ったこのプリン(クレーム ランベルセオ)です。どこのプリンよりも美味しいと自信を持って言える、これ以上でもこれ以下でもない、完璧な配合です。 
 お教室に通っていたのは35年ほど前のこと。それから、100回は作りましたが、一度の失敗もありません。かねがね、料理愛好家が100回以上作ったという完成度の高いレシピを集めた本を作りたいと思っているのですが、それはさておき、このプリンのレシピはまさにそれです。

おなかいっぱいでもつるりといただけるプリンは我が家の定番デザート

家に人を招いたときの最後のデザートは決まってこのプリンです。すでに何回も食べている方がいらしても、毎回、大きな型をひっくり返してお皿にあけるときには、初めて見るかのように歓声が上がります。そして食べれば、誰でも納得の美味しさなのです。あれこれ食べてお腹がいっぱいでも、つるりと喉をすべるプリンは、何より素敵なデザートです。お腹いっぱいのときに、凝った複雑なケーキは不要、と、個人的には思っています。あれこれ欲張ったコースのデザートにこそ、プリンが相応しい、と。なぜならプリンは、嫌いな人の絶対にいない、老若男女、誰もが好きなメニュー。そして、食べたことのない人が絶対にないもの。よく見知ったものなのに、これまで食べたどんなプリンと比べても圧倒的に美味しいということが、記憶に残らせる秘訣でもあります。そして嬉しいことに、30分もあれば準備できてしまう、シンプルな工程。掃除から料理の下ごしらえまで、猫の手も借りたいようなお招き当日の朝にちゃちゃっと仕込めるのですから、ぜひ、試してみてください。

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