歌、ダンス、演技いずれも高レベルの「博多のトリプルスリーガール」HKT48神志那結衣(22)=こうじな・ゆい=が、小学校時代からの天敵カメムシとの戦いを30分にわたって会員制交流サイト(SNS)で実況中継、ファンも「推しのピンチをムシすることはできない」と固唾(かたず)をのんで見守った。
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「私のことを見てる、目が合ってる」HKTは1年ぶりとなる13thシングル「3ー2」(さんひくに)を22日にリリースした。その選抜メンバー16人に、約3年半ぶりの復帰を果たした神志那。涙ながらに喜ぶ姿がファンを感動させたのは記憶に新しい。そして、事件は熱心に「3ー2」のPR活動に取り組む中で起きた。
20日夜、神志那は「3-2」のプロモーションのため、ビジュアル系ユニット「Chou」(シュー)のメンバーとして「SHOWROOM」でのリレー配信に参加した。
その後まもなく、「困っていまして…」と前置きし、インスタグラムのライブ配信「インスタライブ」をスタートした。映し出した動画には、「一番嫌い」という茶色で、そこそこ大きめのカメムシが…。自室の出入り口手前にあるクローゼットの扉にとまっている姿を撮影し「どうしましょう」とファンに救いを求めた。
部屋には殺虫剤もなく、家族で唯一、虫に対抗しうる父も入浴中。「一歩も動けない」状態の神志那に、ファンも「掃除機で吸えば」などと助言するが、強烈なにおいを振りまかれることを恐れる神志那は動けず。そのうち「食べちゃえ」とめちゃくちゃなコメントまで出てくる始末に。
カメムシが少し動くたびに「ちょっとずつ動いてる、ちょっとずつ向き変えてる」「絶対飛ぶよね、これ飛ぶ準備してるよね」と大慌ての神志那。「私のことを見てる、目が合ってる」とプレッシャーを感じながら、「すごく緊急事態」と切羽詰まった様子を生々しく伝えた。
カメムシが扉から床に落ちた際には「なになになに!」とシャウト。すぐに落ち着きを取り戻し「みなさん進展がありました。地面に今、着陸しました、見事な着地です」と、体操競技か月面着陸さながらの実況を展開した。
神志那はこれまでもカメムシとの「死闘」があったことをSNSなどを通じて明かしている。HKTメンバーの渕上舞と出演したラジオ番組では、小学生時代に肩にカメムシが落ちてきたばかりに、好きな男子に「くさい」と言われてしまったことを告白している。
緊迫した状況は30分にわたり放送されたが、入浴を終えた父がカメムシをあっさり退治。天敵の去った部屋で、ようやく晴れやかな表情を見せた神志那は「これで私は、この部屋を出ることができます」と、朗々と宣言。
舞台経験豊富な女優・神志那結衣のひとり芝居を見せられたような30分だった。(古川泰裕)
博多の「トリプルスリーガール」、カメムシとの死闘配信 HKT新曲PR中に30分
引用元:西日本スポーツ
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