品質が向上して壊れにくくなったとはいえ、トラブルが起こらないわけではない。近年は以前のようなメンテナンスは怠りがちであるため、比較的に新しいクルマでも故障したという話を聞く。なかでも10年/10万kmを超えると、機械的な不具合も起こらなくはない。
日産GT-Rのメーターに表示された「MTトラブル警告」と対策【画像】
故障というのはある日突然起こることもあるが、予兆があるケースも多い。「いま思えば、あのとき変な感じだった」というのは誰でも経験があるはずで、予兆の段階で気がついていれば修理も安く済んだのかもしれない。そこで今回は故障の予兆パターンについて整理してみた。
聞き慣れない“異音“トラブルまずは「異音」だ。普段しない音がするのはもちろん、タイヤのトレッド音など、普段から聞こえているものでも音質が変わったり、聞き慣れない音が混ざったりするのは、なにかが起きている現れでもある。
例えば、「ゴー」ならば動力系やベアリング類。「キュルキュル」だとベルト類の滑りなど、音の種類もさまざま。クルマが止まっているとしなくなったりして、原因を追求するのは面倒なことも多いが、プロに頼むにしても“音の発生源“など、できるだけの情報は整理しておきたい。
ステアリングやボディからの“振動“クルマだけでなく、機械というのは「振動」を嫌う。路面からの振動のように、外的な要因でガタガタと揺れるのは別として、クルマの機能に関連しての振動は要注意。例えば、タイヤの回転に合わせてステアリングが振動するとか、ブレーキを踏むとペダルが震えるなどだ。
また、エンジンの回転で、ある一定部分だけ振動が大きくなるというケースもあれば、アイドリング状態が最もひどい状態など、その原因は多岐にわたる。
エンジンの吹け&燃費が悪いもともと吹けや燃費が悪いというエンジンは存在するので、正確には昔と比べて悪くなってきた、となる。どちらもエンジンの健康状態に直結するだけに、悪くなってくるというのはなにかが起こっている証拠。具体的には点火系、潤滑系などが考えられる。
他にもエンジンオイルの不足といった初歩的な原因からセンサー系のトラブル、エンジン本体の異常まで、さまざまな原因が考えられる。
【クルマが発するSOS】身体と耳で感じる故障の予兆パターン6つ
引用元:Auto Messe Web
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