史上4頭目の東京大賞典連覇へ オメガパフュームは調整万全「いい状態で送り出せる」と安田翔師

　史上4頭目の東京大賞典連覇へオメガパフュームが躍動する。大井ダート2000メートルは帝王賞、ジャパンダートダービーも勝った舞台。最も得意とする場だ。

【写真】外から突き抜けたリスグラシューと敗れたアーモンドアイ

　「大井のコース形態そのものは決して合っているとは思わないんです。ただ、オメガの脚質を考えると展開に左右されないのが好結果を残している要因でしょうね」と安田翔師は分析する。あくまでも控えめ。ただ、狙うのはVしかない。

　連覇へ向けて調整も順調そのものだ。25日の追い切りでは栗東坂路を単走で追われて4F52秒2とキビキビとした動き。スローペースに流れが向かず、敗北したチャンピオンズC6着からの反撃へ態勢を整えた。

　「前走は消化不良でストレスのたまった一戦でした。この中間はそれを発散しつつ、負荷をかけました。いい意味でのガス抜きができた。いい状態で送り出せる」と同師は目を細める。

　これまでの歴史で連覇を果たした馬はアジュディミツオー、スマートファルコン、ホッコータルマエの3頭。砂の王者に肩を並べるべく、オメガパフュームが再び、大井で疾走する。