『全裸監督』で注目の森田望智、鈴木光司新作ホラーで初主演「いい意味で背筋がゾッとしました」【アイドル総合】

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『全裸監督』で注目の森田望智、鈴木光司新作ホラーで初主演「いい意味で背筋がゾッとしました」

「全裸監督」(2019年、Netflix)のヒロイン役で注目を集めた森田望智(みさと)が、FODオリジナルドラマ「あの子が生まれる…」(7月18日配信)でドラマ初主演を果たす。原作・脚本は「リング」や「らせん」で知られるジャパニーズホラーの巨匠・鈴木光司氏。森田は「一緒に体験して、一緒に怖がっていただけたら」とコメントしている。

【写真を見る】狂気漂わせる身元不明の妊婦を演じる小倉優香

■ とある病院で起こる恐怖の出来事

「あの子が生まれる…」は、郊外のとある病院“新生病院”が舞台。かつては由緒ある病院として人々から愛されていたが、あることをきっかけに歯車が次第に崩れ始め、病院の抱える闇が次々と明らかに。

地位や名誉、欲望と嫉妬、そして復讐(ふくしゅう)。病院を取り巻く人間模様が複雑に絡み合い、罪に罪を重ね衰退していく病院。そんな中、“美しきモンスター”が誕生する。ジャパニーズホラーの巨匠が贈る、人間の確執と本性を描いたサスペンスホラー作品だ。

同作の主人公で新生病院看護師・今泉菜央(いまいずみ・なお)を演じる森田は、ドラマ「パパ活」(2017年、フジテレビ)に出演。その後、「全裸監督」ではヒロイン・恵美/黒木香を演じ、同年の第24回釜山国際映画祭「アジアコンテンツアワード」で最優秀新人賞を受賞した。

今作がドラマ初主演。森田は「小さい頃トラウマになるほど恐怖を覚えた作品たち。その作品を生み出している鈴木光司さんが脚本だと知り、いい意味で背筋がゾッとしました」と喜びをコメントしている。

菜央が働く産婦人科に緊急搬送されてくる身元不明の妊婦・英子役に、小倉優香。ドラマ「刑事ゆがみ(2017年、フジテレビ系)や、映画「ぐらんぶる」(2019年)に出演し、グラビアアイドルとしても活躍する小倉が、どこか不穏な空気を漂わせた謎の女性を演じる。

このほか、菜央の彼氏・汐月勇馬役に劇団番町ボーイズの松本大志、新生病院院長・河本潤一郎役にベテラン俳優の羽場裕一。潤一郎の妻で麻酔科医・和代を山下容莉枝、潤一郎の娘で看護師の美恵を芦名星、美恵の夫で医師の秀明を市川九團次が演じる。

「リング」で一大ホラーブームを巻き起こした鈴木光司氏ならではのジャパニーズホラー。近年では、鈴木氏が「リング」以来久々に手掛けた長編小説「エッジ」がアメリカの文学賞・シャーリイ・ジクスン賞を受賞するなど再び注目を集めている。ジャパニーズホラーの世界観にどっぷり浸れるドラマ「あの子が生まれる…」(全10話)は7月18日0時から毎週土曜にFODで配信される。

■ 主演・森田望智コメント全文

この度、主演の菜央役を演じさせていただきました。初めてのドラマ主演ということで、驚きと不安と同時に、これから始まるんだという期待で胸がドキドキしました。

そして、私が小さい頃トラウマになるほど恐怖を覚えた作品たち。その作品を生み出している鈴木光司さんが脚本だと知り、いい意味で背筋がゾッとしました。このドラマはずばりビジュアル系リアルホラー。照明がカッコよかったり、どこかファンタジー要素もありながら、とても自然でリアルな作品です。

撮影では力強い共演者の皆さんが、どこかがおかしい個性的なキャラクターを演じてくださっていて、私は見ているだけで刺激的な毎日でした。その皆さんの流れに身を委ねているような、ふわっとした日々は心地よく、けれど起こる出来事は毎度戦慄(せんりつ)なので、とても不思議な撮影体験でした。

菜央の視点を通して、目まぐるしく起こっていくその出来事たちを一緒に体験して、一緒に怖がっていただけたらうれしいです。

■ 原作・鈴木光司「対岸の火事でない、読者巻き込み型の恐怖を」

「リング」「らせん」「ループ」の三部作は、1970年代に姿を消した恐るべき天然痘ウイルスが、貞子の怨念と神秘の力を得て、“呪いのビデオテープ”となって甦り、その後、突然変異を起こして“リング・ウイルス”“転移性ヒトガンウイルス”となって世界に蔓延するも、主人公の犠牲的行為によってウイルス発生のメカズムを突き止め、パンデミックが収束へと導かれる物語である。

小説を読むことによって、意識に変革が起こり、読者は目に見えない因子をしょい込んでしまったような感覚を覚えるだろう。

対岸の火事でない、読者巻き込み型の恐怖を描いたつもりである。

今回のドラマ「あの子が生まれる…」にも、映像という媒体を介して同じトリックを仕込んでおいた。

原作・脚本担当としては、より多くの人に見てもらいたいのはやまやまだが、そうもいかない。

驚愕のラストまで付き合っていただくには、それなりの覚悟が必要であると、警告を発するにとどめておこう。

■ 企画・プロデュース、清水一幸氏コメント

約20年前の1998年、ある日本公開の映画が本場ハリウッドにショックを与えました。それが、「リング」です。

そして「リング」を皮切りに次々と発信された日本発のホラー映画群はジャパニーズホラーと呼ばれ、世界中でブームの嵐を巻き越しました。今もなお、映画のみならず配信作品としてもジャパニーズホラーには多くのファンがいます。

今回、その「リング」や「らせん」といった大ヒット作品の原作者である鈴木光司さんに、新たなオリジナル作品として、この「あの子が生まれる…」を書いていただきました。出来上がった作品は、ホラーの新たな境地を開いたと思います。

そして主演は今乗りに乗っている女優・森田望智さんにお願いしました。森田さんがじわじわと追い詰められていく姿に、私自身も恐怖を感じています。鈴木光司ワールドにおける、森田さんの迫真の演技を楽しみにしていてください!(ザテレビジョン)

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