通天閣展望台が51日ぶり営業再開 ビリケンさんにはエアタッチ【アイドル総合】

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 大阪の観光の名所「通天閣」(大阪市浪速区)の展望台が4月9日以来51日ぶりに営業を再開。午前9時の開場に25人が並び、ナニワの街を108メートルの高さから楽しんだ。

 開場40分前から並んだ会社員・林宏征さん(54)は通天閣から歩いて3分の所で生まれ育った浪速っ子。「子どもの頃から月に1回は登ってます。3月末以来2カ月ぶり。通天閣が開いてないと寂しいし元気が出ない。やっとです」と笑みを浮かべた。

 通天閣でのイベントで週1回活動するアイドルユニット「まいどハンバーガールZ」の18~23歳の11人も来場。展望台に登って、修復を終えたばかりの幸福の神様「ビリケンさん」の、触れば御利益があると言われる足をエアタッチ。「直接触れないけど、1日も早くライブが再開できますように」と全員で祈りを込めていた。

 通天閣のある“新世界”は、インバウンドが戻らず、現在も平日の客足は繁忙期の2割以下。通天閣も当面は展望台に30人程度が入れば、エレベーターをストップして入場制限する。また、この日から「大阪コロナ追跡システム」のQRコードが載ったポスターも数カ所に貼り、感染拡大防止にぬかりはない。

 同塔を経営する通天閣観光の高井隆光社長は「まだすぐには戻らず、長期戦になるのかなと思います」と覚悟を決めている。従業員もアルバイトを雇わず、1/3の24人に縮小。「第2波、第3波がくるかもしれませんが。2025年の大阪万博に向けて、1日も早く光り輝く通天閣に。大阪を盛り上げていきたいです」と気を引き締めていた。

 また、新型コロナ対策の「大阪モデル」の基準内の場合に、通天閣を「緑色」に点灯しているが、31日までの予定を延長。「6月1日以降も点灯します」と大阪の“無事”のシンボルとして、点灯を続けることを決めた。

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