新居にフェラーリが置けない!? 1カ月半ぶりのドライブへ……(連載:29歳、フェラーリを買う)

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引用元:GQ JAPAN
新居にフェラーリが置けない!? 1カ月半ぶりのドライブへ……(連載:29歳、フェラーリを買う)

『GQ JAPAN』の編集者・イナガキ(29歳)が、ひょんなことから中古のフェラーリを購入した! 勢いで買ってしまったフェラーリのある生活とは? 今回は、1カ月半放置した愛車をついに動かす!

【写真を見る】サイズは問題なし! けれども置けない深刻な問題とは?

自宅マンションに置かないワケ

緊急事態宣言がようやく解除され、ついに約1カ月半放置した愛車・360モデナに乗る日がやってきた!

乗る数日前から、まるで納車前みたくソワソワしていた。思い出したのは、竹内まりやさんの『もう1度』(1984年)。

「夜毎 つのる想いに 胸を熱くした日々~」

歌い出しとまさにおなじ気持ちだった。会えないほど、乗れないほど、愛車への憧れが募る。

多くの人は「もっと気軽に乗ればいいじゃん!」「外出自粛中でもちょっとなら走れるでしょ?」と、意見するも、そもそも保管場所が離れているため、簡単には乗れなかった。

なぜなら、新居のマンションに360モデナを置いていなかったからだ。置けないわけではない。ただ、マンション内で住民同士のトラブルが発生しており、管理組合の理事長から「クルマに傷などつけられたら、稲垣さんも困るだろうから、問題が解決するまでは置かない方がいいのでは?」と、アドバイスされたのだ。

駐車すべきか・しないほうがいいのか……と、悩み始めたところで新型コロナ・ウィルスが感染拡大。自宅からほとんど動けなくなってしまったので、考えを先送りにしていた。ゆえに、クルマはそのまま元の保管場所に放置したのだ。

エンジンは掛かるのか!?

6月3日、いよいよ360モデナに乗るべく、保管場所に向かった。そこには見覚えのあるボディカバーを被った愛車が、以前と変わらずに置いてある。「盗まれていたらどうしよう……」と、ちょっと不安だっただけにひと安心。

早速、ボディカバーを外す。そして、リモコン・キーのアンロック・スウィッチをひと押し。すると、一発で解錠! 以前、ドアロックのトラブルに見舞われただけに、「長期放置で、またトラブルになったらどうしよう……」と、不安だったが、何事もなくまたひと安心。

ドアを開けると、フロアに置いた除湿剤がほとんど水になっていた。それなりに湿気があったのだろう。続いてバッテリー・コンディショナー用のケーブルを取り外す。

いよいよイグニッション・オン。バッテリーは問題なさそう。そして、セルモーターをまわす……ブウォーン! エンジンが掛かった!

エンジンが掛からなかったどうしよう、と、ヒヤヒヤしたものの、問題なく一発始動。アイドリングも、それほど乱れない。 マフラーから白煙を吹き出すわけでもない。拍子抜けするぐらい、普段と変わらなかった。20年落ちのフェラーリだからといって、決してヤワではない。それほどナーバスになる必要もなさそう。

以前、フェラーリ横浜サービス・センターの高橋工場長から「しばらく放置していたのであれば、アイドリングは5~10分したほうがよい」と、アドバイスされたので、しばらくクルマはそのままに。

いよいよ走らせるべく、F1マチックを1速に。おそるおそるアクセルを踏むと、360モデナはスルスルと前へ進む。そのまま、2速、3速とシフトアップ。変速はスムーズ。どうやら、1カ月半放置した代償はなさそう。

そのまま“慣らし運転”を20分ほどしたあと、いよいよ高速道路へ向かう。料金所を通過後、アクセルをグイッと踏み込む。シートバックにグッと身体がおされるとともに、勢いよく加速していく。

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