【箱根駅伝】青学大、2年ぶり王座奪回へ有利 東海大は館沢の爆発力に期待

[AdSense2]

引用元:スポーツ報知
【箱根駅伝】青学大、2年ぶり王座奪回へ有利 東海大は館沢の爆発力に期待

◆報知新聞社後援 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走 (2~3日、東京・読売新聞社前スタート~神奈川・芦ノ湖ゴール=10区間217・1キロ)

 往路を圧倒的な新記録で制した青学大が2年ぶりの総合優勝に向けて圧倒的に有利な位置にいる。

 2位の国学院大と1分33秒差、3位の東京国際大と3分17秒差。青学大の原監督が「最大のライバル」と名指しする4位の東海大とは3分22秒差がある。

 青学大は8区の岩見秀哉(3年)を除いて箱根駅伝初出場。その岩見も前回4区で15位とブレーキしており、不安はあるものの、セーフティーリードがあるため、落ち着いて走り出すことができそうだ。序盤、押さえて走れば、後半に伸びる。「7区の中村友哉(4年)は区間新記録を出す力がある。9区の神林勇太(3年)は前回9区区間賞を取った時の吉田圭太(3年)より強い」と原晋監督(52)は自信を見せる。青学大はミスさえしなければ、トップで大手町に帰ってくるだろう。

 復路の陣容を見れば東海大の選手層は厚い。前回8区で区間新記録をたたき出した小松陽平(4年)、同10区3位の郡司陽大(4年)を残す。さらに6区にはスピードランナーの館沢亨次主将(4年)を投入する見込み。しかし、3分22秒はあまりにも大きな差だ。距離にすると1・1キロ。第1中継車を目視することはできない。17、18年の日本選手権1500メートル連覇の館沢が爆発的な走りで青学大の焦りを誘うことが大逆転の鍵となる。

 往路でミスをひとつもせずに2位と躍進した国学院大が面白い存在だ。特に注目は7区の木付琳(きつき・りん、2年)。元「乃木坂46」の衛藤美彩(26)の弟のイケメンランナーだ。姉は昨年10月に侍ジャパンの西武・源田壮亮内野手(26)と結婚。高校卒業後、大分から上京し、入寮した際には付き添ってくれたという姉のためにも快走を期す。国学院大の今回のチーム目標は「往路優勝」と「総合3位」。ひとつ目は果たせなかったが、ふたつ目をクリアするチャンスは十分に残っている。

 これまでシード権(10位以内)を獲得したことがない東京国際大が往路3位と大躍進。初シード、さらにはどこまで上位に食い込めるか注目だ。

 もうひとつの注目は東洋大。往路は2区で相沢晃(4年)、5区で宮下隼人(2年)が区間新記録をマークしながら、まさかの11位。前回まで11年連続総合3位以内という安定した成績を残していたが、今回はシード権争いに巻き込まれた。それでも、酒井俊幸監督(43)は「3位は決して諦めていない」と意欲を見せる。巻き返しのためには前回6区3位の今西駿介(4年)のスタートダッシュが不可欠だ。(箱根駅伝担当・竹内 達朗) 報知新聞社

コメント

タイトルとURLをコピーしました