北海道は記録的少雪 季節外れの「ちり煙霧」 雪まつりも雪不足

[AdSense2]

引用元:北海道新聞
北海道は記録的少雪 季節外れの「ちり煙霧」 雪まつりも雪不足

 道内で記録的な少雪が続き、冬のスポーツ大会やイベントに影響が出ている。スキー大会の会場変更や延期が相次ぎ、開幕まで1カ月を切った「さっぽろ雪まつり」の大通会場は、遠距離から雪を運ぶため、搬入作業を前倒しした。除排雪作業が冬の貴重な収入源となる建設業者は、あまりの雪の少なさに悲鳴をあげる。十勝管内では雪不足が要因とみられる「ちり煙霧(えんむ)」が観測され、交通に影響が出た。

【動画】風不死岳に霧氷 支笏湖畔は雪なし

 北海道スキー連盟は雪不足のため、14日に旭川市のカムイスキーリンクスで開く予定だった競技大会を、十勝管内上士幌町のぬかびら源泉郷スキー場に変更した。札幌市中央区のさっぽろばんけいスキー場ではモーグル競技など2大会が1月後半に予定されていたが、1週間~1カ月間後の延期を余儀なくされた。

 関係者への周知に追われた同連盟の松岡尚幸副会長は「今季の雪の少なさは異常だ。自然相手の競技で仕方ない面もあるが、これ以上は勘弁して」と、まとまった雪を切望する。 北海道は記録的少雪 季節外れの「ちり煙霧」 雪まつりも雪不足 雪不足のため市外からトラックで運び込まれたさっぽろ雪まつりの雪像用の雪=6日午後3時50分、大通公園西4丁目(伊丹恒撮影)

雪搬入を前倒し、遠くの山から

 さっぽろ雪まつり大通会場(札幌市中央区)では、実行委が雪の搬入作業を当初予定から2日前倒しし、5日から始めた。例年、雪は主に市内で調達するが、今冬の少雪を受け、輸送に時間がかかる市外の山間部などからも集めるためだ。6日は後志管内倶知安町などから雪約1200トンを運び込んだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました