「博多のMC番長」、HKT田中菜津美が卒業　得意のトーク最後まで

　「博多のMC番長」として愛された、HKT48チームHの田中菜津美（19）が11日、福岡市・天神の西鉄ホールで開かれた劇場公演を最後にグループを卒業した。盛大な「なつみ」コールに背中を押され、8年間のアイドル人生に幕を下ろした。

【写真】差し入れのイチゴを食べながら笑顔を見せる田中菜津美

　1期生として、結成当初からHKTを支えてきた田中。磨き上げた抜群のトーク力は自身最後のステージでもさく裂し、序盤から何度も客席を沸かせた。少人数編成のユニットパートでは、同期の松岡菜摘らと「心の端のソファー」を披露。170センチを超える長身を生かしたしなやかなダンスで魅了した。

　公演の最後には、1期生全員がそろい「今　君を想う」を涙ながらに熱唱。「8年間、本当に本当に幸せでした。みなさんも幸せでいてください」。家族やメンバー、ファンに感謝を伝え、慣れ親しんだステージを巣立った。（古川泰裕） 西日本スポーツ