2019年を代表する食べ物と言っても過言ではないほどブームを巻き起こした「タピオカ」。このタピオカブームが2020年はどうなるのかを取材しました。 京都府京丹後市のタピオカ製造工場を取材するMBS玉巻映美アナウンサー
「タピオカ」ができるまでこの1年、タピオカドリンク目当ての長い列や、スマートフォンで写真を撮る光景を見た方も多いのではないでしょうか。そんな大人気のタピオカの製造工程を見るため、2019年7月、タピオカを手作りしているという京都府京丹後市にある製造工場をMBS玉巻映美アナウンサーが訪れました。 タピオカの原料であるキャッサバ粉 そもそもタピオカは「キャッサバ」という芋からとるでんぷん粉が原料となっていて、そこにカラメルを混ぜて黒い色を付けます。そして、回転釜を使って、粉の状態から丸くしていくのが本場の台湾流だそうです。この工場でタピオカを作る木崎広海さんにお話を聞きました。 回転釜でキャッサバ粉を粒にしていく作業の様子 「今さらさらな状態ですけど、これがつぶつぶになっていくんですか?」(玉巻アナウンサー)
「そうなんですよ。最初の方は分からないんですけど、もうちょっと水分を加えていくと、小さい玉になっていくんですよ。」(木崎広海さん) キャッサバ粉を粒状にしていく作業は長い時で7時間 釜が10回転するごとに霧を吹きかけ、指先の感覚だけで水分量を確認します。そのため釜を回し出すと、長い時で7時間は釜から離れられません。 5時間かけてキャッサバ粉が粒状に 回し始めて5時間、粉状だったキャッサバ粉が直径1cmほどの粒になりました。「凄くきれいな形になりましたね!大豆というか“お豆”みたいな感じに見えますね。」(玉巻アナウンサー)
これを1時間ほど茹でると、あの黒いタピオカになるのです。 大阪税関の統計でタピオカは2019年に過去最高の輸入量を記録
2019年のタピオカ輸入量は過去最高に木崎さんは京都や東京の店にタピオカを卸していて、2019年の売り上げは2018年の約10倍になったそうです。木崎さんのように、この回転釜を使ってタピオカを製造しているのは日本にたった2か所しかなく、すでに粒状になったものを輸入するのが主流です。大阪税関の統計では、2019年は過去最高の輸入量を記録しました。 2018年8月に大阪・梅田にオープンした台湾の人気店「Gong cha」
大阪・梅田では2019年にタピオカ専門店が約20店舗オープン製造工場の取材から5か月、タピオカブームは今、どうなっているのか。12月になって、大阪・梅田の茶屋町付近を、再び玉巻アナウンサーが取材しました。
「ありましたね、ゴンチャ。ここは梅田と言えば定番のタピオカ屋さんですよね。」(玉巻アナウンサー)
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「タピオカ」の“次の姿”は?店舗は急増、回転寿司にも進出、もはや料理にまで…一周回って次はお茶?
引用元:MBSニュース
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