引用元:日刊スポーツ
<ヨネちゃんのおシャレ野球学(1)>
年の瀬の慌ただしい中、恒例の「ヨネちゃんのおシャレ野球学」を始めます。19年プロ野球のおもしろプレーを中心に、データも織り交ぜ、ちょっぴりシャレながら振り返りましょう。足で注目されたソフトバンク周東佑京内野手(23)からスタートです。
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「足で勝つ」とはこのことだろう。プレミア12のスーパーラウンド初戦、オーストラリア戦だった。侍ジャパン周東の足が光った。連続盗塁を決めて三進すると、投前のバントで一気に生還した。苦戦する中「用意周東(周到?)」の作戦だった、と説明する。
1点を追う7回、無死から安打した吉田正の代走で登場した。二盗。2死となって三盗。ここで源田がバントを試みた。走者の足を考えたサプライズバント。狙い通り「周東(シュート?)チャンス」を逃さず、追いついた。
周東は17年の育成ドラフト2位で入団した。2年目の今年、開幕直前の3月に支配下登録された。ももクロの「行くぜっ!怪盗少女」に対抗する?「育成、快盗走者」。102試合に出場し、盗塁25を決めた。チームトップの数を稼ぎ、盗塁死は5。成功率8割3分3厘だった。
今季、足に自信は持ったろうが、打率1割9分6厘ではまだ喜べない。盗塁も代走ではなく、自分のバットで出塁して決めたいだろう。走・攻・守「足並み」? をそろえたい。本人も「代走(体操?)のお兄さん」では、納得していないはずだ。【米谷輝昭】
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