辻希美『私にもやってきた離婚危機』【大好きな人と結婚しよう】

こんにちは、辻希美です。
いつも私達夫婦は、「仲良し夫婦」なんて言ってもらえることも多いのですが、実は何度か離婚危機を迎えたこともあったのです。

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まず一番初めにやってきた離婚危機は、20歳で第一子を出産した直後。初めての出産で何もかもがわからなくて、実家からも離れて生活をしていたので全部一人で背負いこんでしまい、今思い返しても本当にボロボロの状態でした。

旦那さんは育児に協力しようとしてくれるんですが、授乳って母親にしかできないじゃないですか。夜中に何度も起こされるたびに授乳してゲップさせて……2時間後にまた泣いて起こされる……こんな毎日の繰り返し。旦那さんが仕事でいないときも、私は赤ちゃんとずっと一緒でとにかく逃げ場がない。 “この子には自分しかいないんだ”“私が頑張って守らなくっちゃ”っていう気持ちばかりが日ごとに増えてしまい、常にピリピリ。

私と一緒にいる時間が長い分、子どもってどうしても私のところに来ちゃうんですよ。人見知りも始まってママじゃないとダメ！っていう時期もあって。旦那さんも手伝おうとしてくれるんだけど、何をどう手伝っていいのかわからない状態だったんだと思います。

ケンカばかりしていたころ

そんな感じで、結婚直後はお互いに若かったっていうこともあり本当にケンカばっかりでした。赤ちゃんがグズってやっと寝てくれたーっていうときに、旦那さんが「ガチャ」って大きな音を立ててドアを開けて帰ってくるんですよ！　そしたら赤ちゃんが大泣きして、また寝かしつけのやり直し。今考えたら、仕事が終わって帰宅するのは普通のことなんですけど、あのときは自分のすべてを赤ちゃんに捧げていたから小さいことも全部許せなくて。

「私はこんなに頑張ってるのに！」「オレだって頑張ってるのに！」というように、お互いが自分のことばかりを主張して真正面からぶつかる毎日。

こんなに精神的にも体力的にもいっぱいいっぱいなのに、どうしてわかってくれないんだろう……。なんでやってくれないの？　なんでこんなに辛いの？　なんで？　なんで？って不満ばかりが大きくなっていっちゃって、会話の数が減っていた時期もありました。