“女優”上西星来が開く新境地「春母夏母秋母冬母」開幕!『会場全体を愛や熱、楽しさで埋め尽くします』

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“女優”上西星来が開く新境地「春母夏母秋母冬母」開幕!『会場全体を愛や熱、楽しさで埋め尽くします』

6人組ガールズグループ・東京パフォーマンスドール(通称:TPD)の一員で、一瞬にして見る者を引き付ける美貌と美容知識、美意識の高さから“ビューティーインフルエンサー”としても注目される上西星来。

【写真を見る】上西星来が少女になり、母になり、飲み屋のママにも…さまざまな顔を見せる

そんな上西が出演する舞台「春母夏母秋母冬母」が、2月13日に初演オリジナルキャストの深井順子・森下亮によって東京・渋谷のCBGKシブゲキ!!で開幕した。そして、いよいよ2月14日(金)に同じく新キャストの土屋神葉と共に初日を迎える上西より、最終リハーサル後のコメントが届いた。

同作は、2018年の5月から6月にかけて上演されたFUKAIPRODUCE羽衣による舞台の再演。2人の男女の俳優が、母と子、恋人…時や性別を超えさまざまな役を演じながら、“愛と闇”を体現していく二人芝居だ。

深夜の公園で遊ぶ「こなこ」と「ユキユキ」の中学生カップル。そのシーンの中に、こなこと母、ユキユキとママの、幼年期・思春期・壮年期の物語が挟み込まれ、それぞれの「母」との関係性も描かれる。

以下、一部内容のネタバレがあります。

■ 「春母夏母秋母冬母」STORY

CBGKシブゲキ!!の劇空間いっぱいに広がるカラフルな公園のセット。

ジャングルジム、滑り台、ブランコ、砂場…、冬の夜の公園で、一つの缶コーヒーで手を温めながら「世界一、好き!」と屈託なく語り合い、歌い、二人だけの空想世界を楽しんでいる少年少女。

物語は、夜のかわいらしいデートのシーンから始まる。 少女はこなこ(深井/上西※Wキャスト)、少年はユキユキ(森下/土屋※Wキャスト)という。

中学生になるこなこは、夜の仕事をしながら女手一つでこなこを育てる母(森下/土屋)と二人で生活している。

仕事帰り、夜の公園で酔いを覚ました母は自宅に帰り、すでに眠った娘の寝顔をいとおしそうに見つめ語り掛ける。

子どもを抱え一人生きていく寂しさとやるせなさを感じながらも、娘のために頑張ろうとするけなげな母の姿がそこにはあった。

一見ドライに見えるこなこも、働く母の背中を見ながら母を求める寂しさをのぞかせる。母一人、娘一人の日常がリアルな会話で描き出される。

一方、場面はユキユキの幼少時代に遡る。ユキユキの母(深井/上西)は、まだ乳離れしようとしないユキユキを公園で遊ばせながらいろいろな話をする。それは観客それぞれの思い出の中にも、ふとよぎるような遠い過去の情景。

公園という場所が、時に語らいの所となり、空想の遊び場となり、酔い覚ましの場所となり、子どもと過ごす場所となる。

舞台上、セットチェンジはなく、2人のキャストはセットと好対照なシックな衣装をまとい、衣装替えもない。

そのシンプルな設定の中、観客の目の前で、時間や空間がめくるめく移り変わりを遂げながら、2人の男女の子ども時代から熟年期までの半生がリアルに描かれる。

■ 上西星来とは?

今作で女優として新境地を開拓する上西は、東京パフォーマンスドールのメンバーで、グループ内ユニット・赤の流星としても活動する1996年8月14日生まれ、愛知県出身の23歳。

グループ活動以外では、俳句番組「俳句さく咲く!」(NHK Eテレ)、ラジオ番組「NEXT JAM」「じょにーじゅにあの もふっ・」(共に@FM、※タイトルの「・」は正しくはハートマーク)にレギュラー出演中。

モデルとしては2015年より「Ray」専属モデルを務める他、各種美容雑誌のビューティーモデルも担当し、東京ガールズコレクションやガールズアワードなどへの出演で、男性のみならず女性の支持を集めてきた。

個人活動の女優経験は、2015年に放送された連続ドラマ「セカンド・ラブ」(テレビ朝日系)、同年秋に上演された舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」のヒロイン、そして2019年12月に東京、2020年1月に兵庫で上演されたリーディングシアター「キオスク」。

決して多くはないものの、久々の“演技”となったリーディングシアター「キオスク」では持ち前のストイックさ、そしてより良いものを追求する前向きな姿勢によって演出家や先輩キャストに食らいつき、難しいアネシュカというキャラクターを演じきった。

そんな彼女が、本作では可憐な美しさの一方で少女になったり、母になったり、“飲み屋のママ”にもなったりと、さまざまな顔を見せ、ライブ中などにも時折顔をのぞかせる“SEIRA様”ならではの一本芯の通った芝居で存在感を放つ。

最終リハーサルを終え、上西は「劇場入りをして、TPDのデビュー公演から100回以上立っているCBGKシブゲキ!!のステージがいつもと違う空間になっていることに緊張を抱きながらも、客席を見たらいつもと変わらぬ光景でホッとしています」とコメント。

さらに「会場全体を愛や熱、楽しさで埋め尽くして毎公演終われればなと思います! 愛や楽しさの中にはもちろん悲しさも寂しさもあります。どんな感情も大切に大切に演じていきます!」と力強く意気込みを語った。

アイドル、モデル、そしてラジオ番組や俳句番組などで見せる顔とはまた違った女優・上西星来の姿が見られそうだ。

また、初日を迎えるに当たり、作・演出・音楽を担当する糸井幸之介や、他のキャストからもコメントが到着。

以下にて紹介する。

■ 糸井幸之介コメント

こんなにロマンティックでファンタジックでアバンギャルドな公園は、世界中何処を探しても見つからないかもしれません。でも誰の心の中にもこんな公園がある気がします。

誰もが、かつてこんな公園に行ったような、懐かしい気持ちになると思います。そんな公園で、皆さんと待ち合わせたいです。そんな公園で、お待ちしてます。

■ 深井順子コメント

元ヤクルトスワローズの野村(克也)監督が亡くなってしまいました。父が本当に大好きで子どもの頃は神宮球場に通っていました。父と母と姉とあたしの四人で。とてもとても幸せだった。

人の命は限りがあります。その限り、を春母夏母秋母冬母は描いているように思うんです。心の灯りがともりますように。お待ちしています。

■ 森下亮コメント

あなたにとても大切な、でも今は会えない人がいるならこの舞台を見て下さい。その人に会えるかもしれません。「春母夏母秋母冬母」にはきっとあなたの歌があります。劇場で聴いて下さい。そして帰り道に歌って下さい。

■ 土屋神葉コメント

稽古初日から本番初日を迎えるまで、驚くほど、あっという間でした。お客様を迎えて演じることが出来る喜びと同時に、「春母夏母秋母冬母」の世界で生きる時間がいよいよ残り少なくなったことへの寂しさを感じ、複雑な気持ちです。

糸井さんが紡ぎ出す素敵な言葉と、言葉にさえならない稀有な空気感を、ぜひ感じてください。(ザテレビジョン)

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